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[ コミック ]
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おろち 1 (ビッグコミックススペシャル 楳図パーフェクション! 4)
・楳図 かずお
【小学館】
発売日: 2006-01
参考価格: 1,200 円(税込)
販売価格: 1,200 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 206円〜
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・楳図 かずお
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カスタマー平均評価: 5
楳図氏の代表作が鮮やかに甦ったファン垂涎の書 「おろち」復刻シリーズの第一作。収録作は、「姉妹」、「骨」。私は小学生の時「少年サンデー」で読んだのだが、懐かしさが込み上げると共に、作品の骨格が良く出来ているのに改めて感心した。心理小説としても通用する程である。
「姉妹」は18才になると女性が醜くなると言う血統の龍神家の姉妹の葛藤と、その顛末を描いたもの。18才に近づくに連れ、姉の表情が次第に恐怖に取り付かれて行く描写が木目細かく描かれいて素晴らしい。次作にも共通するが、陰影の使い方が巧みで、雰囲気の盛り上げに貢献している。また、フキダシ以外の画中の字でも怖さを表現する芸の細かさ。そして、上述の通り、宿業と言える姉妹の心理的関係が二転三転する様は優れた心理小説を読んでいるかのよう。「骨」では不幸な生い立ちを持つヒロインが幸せな結婚をするが、夫が交通事故に遭い、必死の看病で夫は回復する。ところが、夫はガケから転落死。ここからの展開は捻りがあり、今読んでも唸らされる。後半、恐怖感が漸次的に盛り上がって行く構成は本当に巧みである。本作も前作と同様、人間の業が恐怖を生み出していると言える。
冒頭のカラー・ページは得をしたような気がした(絵画中の人物は楳図氏自身だろう)。今度映画化されるようだが、それがうなづける程、各コマが読者の視覚を意識している点も見逃せない。マンガだから当たり前だろう、と言うのは誤りで、自分本位の漫画家も多いのである。楳図氏の代表作が鮮やかに甦ったファン垂涎の書。 楳図初心者 最近楳図先生の作品を読み始めた楳図初心者ですが、この作品『おろち』も面白いですね?。「姉妹」のラスト1ページは鳥肌が立ちました。内容はもちろんの事表紙もオシャレで値段以上の価値はあると思いました。楳図作品はまだ『おろち』『漂流教室』『洗礼』しか読んだ事がないのですがどれも素晴らしい作品でした。これからパーフェクションシリーズで他の作品も揃えたいと思います。まだ読んだ事がない方には是非とも読んでもらいたい作品です☆ 最も美しいストーリーテラー 「おろち」という名のファッショナブルな美少女。
人間なのか魔物なのか、どこから来たのか、何が目的なのか・・・誰も知らない。
いや、恐らく誰も彼女の存在に気づかない。
彼女は不思議な力を持っているが、それが魔法なのか超能力なのかわからない。
・・・彼女はいつも一人の人間の人生を傍観し続けている。
不幸に陥れるわけでもなく、幸せに導くでもなく、時々彼女の持つ不思議な力でほんの
少しサポートするだけ。
彼女の視線の先にある人間を取り巻く背景にはさまざまな"負"が渦巻いている。
美醜
エゴイズム
劣等感
裏切り
復讐
渦巻く"負"を見つめるそのさまはまるでストーリーテラーのよう。
美しいストーリーテラー「おろち」を介して最も恐ろしいのは人間だという事を
強調している作品だと言える。 全巻必読 リアルタイム世代です。
ホラーというよりサイコサスペンス。サイコサスペンスというより人間観察。少年漫画でどうしてここまで人間を書けるのだろう。こういう作品を子供の頃から読めた俺たちは仕合せだった。楳図先生ありがとう。
クールな癖に、人間という奴が気になって仕方がないおろちの距離感がもうたまらない。以前の文庫版も揃えたけれど、これもまた揃えてしまう。それにまた、「大蛇」という絶妙なネーミング、姿もああ薄幸の美人歌手・藤圭子そっくりだ。久しぶりにあのねちっこい怨歌を聞きたくなってきた。
映画化かあ、なんと微妙な…
釈由美子の「スカイハイ」が実写版おろちだと思うので… カバーをとって おろちは装丁ちがいでチグハグに所持しているが
このシリーズは判型が大きいけど軽いし、カバーを取ったあとの表紙が特にすごくカッコイイ。
巻をおうごとに良くなる。4巻の表紙はポップアートのようだ。
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[ コミック ]
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おろち 2 (ビッグコミックススペシャル 楳図パーフェクション! 4)
・楳図 かずお
【小学館】
発売日: 2006-01
参考価格: 1,200 円(税込)
販売価格: 1,200 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 648円〜
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・楳図 かずお
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カスタマー平均評価: 4.5
秀作の群れ 二巻では『秀才』『ふるさと』『カギ』の三つを収録。個人的にはいちばん読み応えのある巻です。
『秀才』はある日、凶暴な目つきの男が幸福な生活を営んでいた夫婦の家に侵入することからはじまる哀しみの物語。何の変哲もない夫婦二人とその子供の運命は、その日から静かに、そして確かに狂い始める。私が『おろち』の中で一番好きなのはこの話です。
『ふるさと』は純朴ゆえに挫折を経験し、社会の底の底まで落ちることになった、若き日に希望に燃えて故郷を離れた青年の話。ある日、ささいな争いから重傷を負い、病室で昏睡状態となった彼の魂は、ひとり故郷へ向かって飛んでいく。心理小説のような展開と描写は圧巻です!
『カギ』は近所の人々に「うそつき」とあだ名される、イタズラとうそが好きな少年の受難の話。狼少年にヒントを得たのであろう物語の筋、息もつかせぬ怒涛の展開に興奮すること間違いなし。
一巻で話の主軸となる人物がすべて女性となっていることに対し、二巻ではすべて男性となってます(いま思うと三巻もですね。そして四巻では再びすべて女性)。そういうことなども考えながら読み返すと、また一味違って楽しめるのじゃないかと思います。
二巻はそれぞれの物語の頁数もあまり変わらないので、『おろち』の中でも特に読みやすいかと思います。量もほどほどで、良質な物語をたくさん読みたい、という人はとにかく読んでみてください。 些細なエゴイズムの延長線上にあるもの 第2巻は、「秀才」、「ふるさと」、「カギ」の3本立て。
「秀才」は、子供が生まれ、幸せの絶頂にある家庭を突然の不幸が襲い、それ以来、すべてが一変してしまう。当時は、受験戦争、教育ママの走りでもあった。
「ふるさと」では、ある男の望郷の想いが、「おろち」をも巻き込んでしまう。御神体の光る石を触ると、村人たちに何が起こるのか。
両親が共働きの家庭の子に注目する「カギ」は、当時の「かぎっ子」が下敷きにあるのだろうか。うそつきの子が、うそをつき通すとどうなるか。痛い目にあったうそつきは改心するのか。
人間のエゴイズムや保身をこれでもか、というほど見せつけられます。
日常生活でも小さなエゴは、よく見かけますよね。
それらの延長線上を描き出しているのだと思います。
おろちの正義感に満ちた表情がとても印象的です セーラー服おろち☆☆来年には映画化も。 不思議な力をもち人の人生をのぞく美少女“おろち”の総集編の二冊目。
今回もおろちは不思議な力を使い、たまに余計な事をしながら他人の人生を覗く。
なかでも“うそつき”はハラハラしておすすめである。
とりあえず素晴らしい漫画なので買いです。
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[ コミック ]
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おろち 4 (ビッグコミックススペシャル 楳図パーフェクション! 4)
・楳図 かずお
【小学館】
発売日: 2005-12-26
参考価格: 1,200 円(税込)
販売価格: 1,200 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,192円〜
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・楳図 かずお
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カスタマー平均評価: 5
最終にして最も凄惨 楳図perfection版『おろち』は全四巻で、本書が最終巻にあたります。『眼』『血』の二編を収録し、最終巻に恥じないものとなっています。
『眼』は自宅で行われた殺人に立ち会ってしまい、後日冤罪で捕まってしまった父親の疑いを晴らすため、真の殺人犯を見つけることに奮闘する盲目の少女の話。この世の中は本当の意味において、誰が盲人で、誰がそうでないのか。探偵もの、ミステリものを思わす、スリリングな物語です。
『血』は第一話『姉妹』を受けてのものなのかは不明ですが、再び姉妹の話。名家に生まれた姉妹のうち姉はその慎ましい態度からあらゆる素行を讃えられるが、対して妹は常に比べられ、時には周囲のあまりに理不尽な行いに涙する。そのような境遇で育った彼女たちが成長して後には、いったいどのような物語が描かれるのか。女の心理を穿つ楳図先生の筆は、やはり姉妹という題材を扱うことにおいて最も冴え渡るのか。『おろち』全編の中で、最も壮絶、最も残酷な話です。
『おろち』は最終巻になっても、一向にその物語は衰えを見せません。この頃から『わたしは真悟』のときまでが、楳図先生の才能が最も花開いた時期ではないでしょうか。漫画史に燦然と輝いていながらも長い間文庫でしか読めなかったこの漫画(しかも近年、絶版になったのか入手困難だった)を、すばらしいデザインと装丁で復刊してくれた小学館編集部には頭が下がる思いです。
いまは『森の兄弟』などの初期短編が非常に豪華な版で復刊されたり(自分は学生の身なので手が出ませんが…)、映画化が相次ぐなど、楳図ファンにとってかなりありがたいご時世です。その煌くほどの功績に対してやや遅い見返りのようにも思えますが、ファンとして素直に喜ぶとします。いつの日か全集が出ることを夢見て、この良質なperfectionを収集していこうと思います。若いころ楳図作品に大なり小なり魅せられた方は、ぜひぜひ購入してください。
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[ コミック ]
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おろち 3 (ビッグコミックススペシャル 楳図パーフェクション! 4)
・楳図 かずお
【小学館】
発売日: 2005-12-26
参考価格: 1,200 円(税込)
販売価格: 1,200 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 908円〜
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・楳図 かずお
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カスタマー平均評価: 4.5
これぞ復讐劇 「ステージ」は、若干うまく仕組まれすぎかなーという面もありますが、それを差し引いてもありあまる読み応えです。ほんとに足の長い復讐劇!人はここまで執念深く生きられるのだなあと恐ろしくなります。 長くても名編 二巻のレビューでも触れましたが、この巻収録の二編は両方とも男性に焦点が向けられています。
『ステージ』は『おろち』屈指の名編。父親を無残にも目の前で轢き逃げされた幼き男の子は、犯人の顔を覚えていたにもかかわらず裁判では取り合ってもらえず、その子どもという境遇のゆえの無力を悟る。やがて面した愛する父の仇に対して彼の企てたのは、最も効果的な、最も絶大な形での復讐だった。手塚治虫『ブラックジャック』『七色いんこ』中のエピソードにもけして劣らない、緊迫の復讐劇です。
『戦闘』はすばらしく優しく高潔な父親を持った息子の話。あまりにも善良なその父親の行動に彼は戸惑いを覚えつつも尊敬を抱いていた。が、ある日、隻腕隻足の老齢の男が息子の前に現われ、あまりに衝撃的な事実を語り聞かせたことから、彼の生活は一転、暗く重いものとなる。
今回の巻は『ステージ』に対し『戦闘』が圧倒的に長いため、他の巻より読みにくく、また、『戦闘』は扱っているテーマが重く、話の筋立てが比較的軽視されているので、やや冗長に感じられるかもしれません。それでも、『おろち』随一と言ってもよいほど綿密に、深い描写をもって描かれた「あの」場面は、言葉を失ってしまいそうになる強烈な印象を読者に与えずにいられません。やはり読むべき作品でしょう。
今回、他に気になったのは『ステージ』の扉絵! 楳図ファンにとって、扉絵は『わたしは真悟』のものが有名ですが、この頃から楳図先生のセンスはずば抜けていた!
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[ 単行本 ]
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おろち―olochi,super remix ver.
・嶽本 野ばら
【小学館】
発売日: 2008-09
参考価格: 1,155 円(税込)
販売価格: 1,155 円(税込)
Amazonポイント: 11 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 140円〜
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・嶽本 野ばら
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カスタマー平均評価: 5
原作を知らなくても作品として成り立つ 「おろち」映画化に際して、
書かれた作品のようです。
しかし、原作を知る必要は
まったくありません。
というのも、私が「おろち」を読んだのは、
20年ぐらい前のことですし、映画も見てません。
しかし、十分に作品として堪能することができました。
美への執着と醜さへの嫌悪と恐れが、
第三者の男性の目を通して、丁寧に愛をもって述べられます。
著者の作品では「鱗姫」がお好きな方は、
かなり興味深く読める作品でしょう。
また、エリザベート・バートリーなどの逸話に
心惹かれる方にもお奨めです。 再興 映画化で再び蘇り光を放つ不朽の名作が復活、某氏とのコラボは新しい視点で世界が見える。
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[ 単行本 ]
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おろち -楳図かずおの世界- (ShoPro Books)
【小学館プロダクション】
発売日: 2008-09-13
参考価格: 2,625 円(税込)
販売価格: 2,625 円(税込)
Amazonポイント: 26 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,379円〜
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カスタマー平均評価: 2
原作サイドのボリュームが残念・・・映画パンフレットの豪華版という感じ 決して安くは無い本なので勝手に「分厚い本なんだろうなぁ・・・(嬉)」と思っていたのですが、
届いた本はハードカバーの上、予想外の薄さでした(笑)
映画サイド・原作サイドをそれぞれ章立てて『おろち』という作品を検証しています。
本の内容紹介に「豊富な原作イラストはもちろん」とあったので、イラスト集的なものを期待していたのだが、
監督・出演者のインタビュー、衣装のデザイン画、ポスタースチールなど、映画サイドが充実しているので、
映画パンフレットの豪華版・・・というような感じの本です。
本のサブタイトルに-楳図かずおの世界-とありますが、-映画・おろちの世界-と表題した方がシックリきそう。
原作サイドは、楳図先生による、原作全話解説が読み応えありです!
インタビューでは、「連載は掲載誌の都合で終わった」という驚愕の事実も明かされます。
期待していたイラストギャラリーは、カラーで7ページのみという、少し残念なページ数でした。
本の値段が値段ですし、楳図先生の作品でこういうムック的なものが作られるなんてそうそうないので、
思い切って、「連載時の扉絵全話分収録!!」なんていうのを、お願いしたかったなぁ?。
しかし、連載時のカラー扉絵(5回分)全てと、既に絶版になっている秋田書店刊のコミックスのカバーイラスト(1巻と3巻のもの)が大きなサイズで見ることができたのは良かったです。
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[ 文庫 ]
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おろち (1) (秋田文庫)
・楳図 かずお
【秋田書店】
発売日: 1995-11
参考価格: 643 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 572円〜
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・楳図 かずお
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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おろち (2) (秋田文庫)
・楳図 かずお
【秋田書店】
発売日: 1995-11
参考価格: 630 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 38円〜
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・楳図 かずお
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カスタマー平均評価: 0
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[ コミック ]
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おろち [マーケットプレイス コミックセット]
・楳図 かずお
【小学館】
発売日:
参考価格: オープン価格
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,200円〜
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・楳図 かずお
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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おろち (Volume 1) (小学館叢書)
・楳図 かずお
【小学館】
発売日: 1991-09
参考価格: 1,223 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,222円〜
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・楳図 かずお
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カスタマー平均評価: 0
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